セルフアップデート

双極性障害でIT企業をリタイアした中年が、製造業で再チャレンジします

自分の知らないEvernoteの機能(「新規ノート」編)

*知っているようで、実はよく知らない機能

 最近のソフトは多機能化が進んでいます。

 

ユーザーの希望に答え続けた結果そうなったんでしょうが、

自分が割りとヘビーに使っているExcelでもEvernoteでも

死ぬまでに一回も使わない機能

あるんじゃないかと思います。

 

実際、機能メニューの一覧を見ていると

どうやって使うのか見当もつかない機能

もいます。

 

そんなことを考えると

「もし、触ったことのない機能で自分の仕事を

 効率化できるものがあったら勿体ないなー」

と思いました。

 

そこで、自分の使っているソフトの機能を

機械的に1個1個見て行って、

それがどんなことをするものなのか

調べてみることにしました。

 

今回はEvernoteです。

 

*「そんなの基本中の基本じゃん」と思ってました

というわけで、機能メニューの一番最初に設定されている

 [ファイル]の[新規ノート]から見てみました。

  

正直なところ、

「『新規ノート』って、新しいノートを作るだけの

基本中の基本だから、さすがに新発見はないだろう」

と思ってました。

 

ありました、新発見(自分的に)。

 

基本を疎かにしてはいけませんね。

  

Evernoteで作れるノートの種類は5種類

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メニューを見てみると、

Evernoteで作れるノートの種類は5種類ありました。

見たことのない種類のノートがったのでちょっとびっくりです。

 

*新規ノート

 デフォルトで作成されるノートです。

 普通に文章書いたりファイルを貼りつけたり

 汎用的に使えます。

 

*新規インクノート 

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 手書き入力が可能なノートです。

 手書でメモをとったり、絵を書くときに使います。

 

 新規ノートと区別するためか、

 背景色が違っていて罫線が入っています。

 パソコンだとマウスでの手書きになりますが、

 タブレットだとスタイラスペンが使えるようです。

 

 このノートは存在自体知りませんでした…

 

*新規音声ノート

 音声データ用のノートで、マイクからの音声を

 音声ファイルとして記録します。

 

 このノートは、スマフォからは使ったことがあります。

 メモをとる余裕がないときに、一言二言ボイスメモとして残し、

 後で清書してました。

 ただ、慣れないと録音しているのかどうかよくわからない状態に

 なるので、あまり多用してません。

 

*新規Webカメラノート

 パソコンに接続されたWebカメラの画像を

 キャプチャーするっぽいです。

 (手元にWebカメラがないのでどんな感じの

  動きになるのか確認できませんでした)

 

 スマフォの「カメラ」で作成されるノートに

 該当するのでしょうかね?

 このノートも存在を知りませんでしたが、

 自分の使い方だと、パソコンではこの機能は出番がないです。

 

 #スマフォの「カメラ」は仕事でも多用してます。

 

*新規スクリーンショットノート

 これは存在を全く知りませんでした。

 

 画面のスクリーンショット

 (ディスプレイに表示された状態をそのまま画像として取り込んだもの)

 を作成するノートです。

 

 そんなに多用することはないですが、

 個人的には非常に便利な機能です。

 

 通常、スクリーンショットを撮る場合

  ・Alt+PrintScreenキーで取得した画像データを

   ペイントなどの画像編集ツールに貼りつけて保存

  ・SnippingToolでスクリーンショットを取得

 という方法があるのですが、どちらも画像を保存するときに

 保存先フォルダとファイル名の指定が必要なのですが、

 これが意外と面倒です。

 

 適当なフォルダに適当なファイル名で保存すると

 後でファイルがどこにいったのか分からなくなります。

 しかし、いちいちフォルダやファイル名を指定するのは

 手間がかかります。

 

 この機能を使えば、フォルダの代わりにノートに保存してくれますし、

 画像名もEvernoteが勝手に指定してくれます。

 その後は、ドラッグ&ドロップでファイルを移動できますから、

 それほど手間がかかりません(自分的には)

 

*いきなりの収穫

 Evernoteスクリーンショット機能があるというのは、

 自分としては大きな収穫でした。

 次の調査が楽しみです。

 

 ではでは。

難しいけれどおもしろい、哲学の本

*哲学って難しい?

正直、自分も詳しいわけではありません。

専門書も読んだこともないです。

 

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しかし、双極性障害を患って自分の存在意義を

考え直した時に、色々考えることがありました。

 

*入門書だけれどもおもしろい

 そんなときにAmazonで見たのが

これ。

 

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 

 

 作者が「刃牙」というマンガのファンだったので、

(自分もそうなんですが)

その作者に表紙を依頼したと言う、

ファンからすると何ともうらやましい本です。

そういう点も含めてネタ本かと思っていましたが、

実際に読んでみると、これが色々な意味で面白かった。

 

*ネタ的におもしろい

 サブカルチャー(アニメとかマンガとか)のネタを

文章の中に紛れ込ませて、ネタ的に盛り上げてくれます。

でも、それだけではありません。

 

*哲学が難しく感じられる理由の説明がおもしろい

一般的に難しいと思われている哲学ですが、

題材にしている根源的なところは

「生きる意味」

とか

「自分の存在って何だろう」

とか、誰でも一度は考える身近なテーマです。

 

では、身近なテーマを扱っているのに、

何故難しく感じられるのでしょうか?

その理由をばっさりと説明しています。

  

曰く

「いきなり結論から入ろうとするから」

 

*哲学の発展を知らないと、哲学は理解しづらい

哲学は数学などと同じで、

段階を踏んで発展してきました。

 

この本を読むとわかりますが、

哲学はある時代に主流になった考えを、

次世代で全然別の視点で見直したり、

ひどいときは、バッサリと否定したりことで

発展していきました。

 

逆に言えば、前の世代で主流だった哲学の

テーマや考え方を知っておかないと、

次の世代で何故そんな考え方をするように

なったのかがわからないのです。

 

デカルトの名言の目的

デカルトという有名な哲学者がいます。

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この本でも取り上げられているのですが、

「我思う。故に我あり」

有名な言葉があります。

 

デカルト

「本当の真実とは何か?」

を求めるために

「まず、絶対に疑いようのないものを探そう」

というアプローチを行った結果、

「世の中の、ありとあらゆるものを疑ったとしても

 『疑っている自分』の存在だけは疑いようがない」

という結論です。

 

デカルトの言葉は確かに有名なのですが、 

しかし、その当時の哲学の混迷の状況を知らないと

何故、彼がこんなことを考えたのかが理解できません。

(詳しいことは、本を読んでみてください。

 そして、この言葉を求めた目的に対して、

 その後の展開が実に皮肉でした)

 

*きちんと咀嚼している

一般受けを狙っている部分もあると思いますが、

哲学の思想と歴史を十分に咀嚼した上での

味付けだと思いますで、エンターテイメント本として

合格点でした。

 

本自体も面白いですし、哲学をざっと見渡す意味でも

おススメです。

 

ではでは。

嫌な記憶と自己嫌悪

*ふと現れる嫌な記憶

 「やらかしてしまったときの記憶」

 「世間を知らない頃の自分の生意気な言動」

 「布団を被ってしまいたくなる恥ずかしい行動」

 

思い出すことありませんか?

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自分はよくあります。

 

 

余りにもよくあるので、鬱状態の一環かと思ってましたが、

ネットで調べると同じような悩みを持つ人が

沢山いました。

 

*良い思い出を思い出せない

負け犬根性に陥りつつあるためか、

 昔の良い記憶が中々思い出せません。

 

その代わりに、思わず「ああぁ」と声が出そうな

 嫌な記憶はしょっちゅう甦ります。

(実際、一人で車に乗っているときに思い出すと、

 変な呻き声を出してしまいます…)

 

*どうしてそんなことばかり思い出すんだろうか?

自分でもよくわかりませんが、

今の自分に自信が持てないのでそうなるのかもしれません。

実際、躁状態に入るとあんまり思い出しません。

 

ネットで見ると、何度も嫌な事を思い出すと、

そのこと自体によって記憶が強化され、

 忘れにくくなるようです。

 

負のループですね。

 

*楽しいことを考えたい

このブログを書きながら、

次に自分がやることを考えていて

気分が盛り上がっているときは

 嫌な思い出に悩まされることは少ないです。

 

「前向きな考えで」

というのはよく言われることですが、

鬱状態だととても難しいです。

 

というか、常に前向きに考えることができる人は

そもそも鬱状態にはならんでしょう。

 

でも、ブログを書くために

自分の胸の内を吐き出していると

若干前向きになれている気がします。

 

ではでは。

GTDで頭をすっきりさせる快感

GTDって何?

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GTDとは、デビット・アレンが提唱する、作業の管理方法です。

Wikiの内容がよくまとまっていますが、

頭の中にうずまく

「やること」

「やらなきゃいけないこと」

「やりたいこと」

を一度頭の外に出して整理し

 

「今やること」

だけを抽出して作業に集中するというコンセプトの方法です。

 

*どんなことをやるの?

大ざっぱには、以下の作業ステップを行います。

  1. 収集:頭にある「やらなければならないこと」「気になっていること(問題)」を紙や電子データなどに書き出す。
  2. 処理:「収集」した内容を、分類してリストにする
  3. 整理:「処理」したリストの項目を、優先度などに従い締めきり日などを決めて、スケジュール帳やToDo管理のツールにタスクとして登録する。
  4. 見直し:整理したタスクを見直し、次にやるタスクを確認する
  5. 実行:タスクを順次実施していく。

 

*何がいいの?

色々なメリットがあるのですが、

様々な仕事を抱える人は、

常に複数のことが頭の中に渦巻いています。

 

人間、複数の事を一度の考えれらません。

できたとしても効率が悪いですし、

色々なことが常に頭の中をうずまくのは、精神的にきついです。

 

GTDの肝は、頭の中に渦巻いている「それ」を

一度頭の外に出し、それを分類し、

行動が必要な「それ」は、具体的に何を

いつまでに行うのか明確に整理することです。

 

*かなり楽になる

双極性障害のために、記憶力と集中力が落ちている自分にとっては、

GTDはかなり効きました。

 

頭のなかで 

 「あれはいつまでにやればいいんだろう?」

 「これをやらなくてはいけないんだが、面倒だな…」

と渦巻いていると、目の前の仕事をしていても

常に別のことが浮かんできて、なかなか集中出来ませんでした。

 

しかし、そういう頭のなかに浮かんできた事を

とりあえずEvernoteにメモります。

 

その後でGTDの作業ステップを踏んで

分類し、とるべき具体的な行動を整理し、

いつやるのかスケジュールアプリに登録するだけで、

頭の中がすっきりします。

 

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また、Evernoteにメモをとる時点で、後で作業ステップを

実施することがわかっていますから、

そのことをそれ以上考えなく済みます。

結果として、目の前の仕事に集中できるようになります。

 

*楽になるために必要な代償

その代わり、GTDは継続的に上に挙げた作業ステップを

回すことが要求されます。

例えば、収集だけ際限なく続けても、次の行動につながらなくては

収集した意味がありません。

かならず、収集した事柄を見返し、整理し、

スケジューリングすることがGTDで得られる安心の「担保」になります。

 

自分の場合は、毎日簡易に作業ステップの「収集」だけ実施し、

(緊急のものは全ステップ実施)

週一回、全ステップを徹底的に実施しますが、

30分~1時間くらいかかるため、結構面倒です。

 

*基本が大事

最近、簡易にしか実施していなかったので、

今日は久しぶりに徹底的に回しています。

 

ここ最近、精神的に不安定な状態が続いていたのですが、

久しぶりに頭の中がすっきりする感覚が甦りました。

やはり、基本通りにやらないと望んだ効果は得られませんね。

 

 ではでは。

限りあるやる気の量の使い方

*1日に使える「やる気」の量は決まっている

個人的な意見なのですが、

人間の1日に使える「やる気」の総量は

 

有限だと思っています。

つまり、心にあるコップ一杯分の「やる気」を

1日かけて消費しているのです。

 

 

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どんな小さなことにでも、

「やる気」は消費されます。

例えば、顔を洗うとか、歯を磨くとか。

従って、心のコップの「やる気」を使いきると

それ以上はやる気は出せません。 

 

だから、どれだけがんばっても、

本当に「やる気」のこもった質の高い仕事は

決まった量しかできません。

 

鬱状態の時の「やる気」

鬱状態のときは、「やる気」の総量が減ります。

 

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元々心のコップ一杯分しかないのに、

やる気がコップのサイズ分にも満たないのです。

 

だから、何をするにも全身から絞り出すようにして

「やる気」を出す必要があります。

例えば、顔を洗うとか、歯を磨くとか。

 

自分で経験していますから、間違いありません。

 

*鬱は、「やる気」の前借の結果?

『でも、締め切り前とかはどんなに仕事してても

 やる気が出てくるよ?』

と言う人がいるかもしれません。

 

自分も双極性障害の発症前には経験があります。

でも、そういう時って、仕事が終わった後に

死んだように眠ったり、仕事明けでぼーっと

したりするじゃないですか。

 

あれは、やる気の『前借り』なんです。

後で使う分を前借りして使っちゃうだけで、

やっぱり総量は同じなんです。

 

ヒーロー物のアニメとか特撮とかで、

『時間制限付きですごいパワーを発揮するけど、

 制限時間を過ぎるとその反動で動けなくなる』

って設定あるじゃないですか。

あれと同じなんです。

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*有限の「やる気」をどう使う?

「やる気」の量が有限なら、なるべく不要なことに

「やる気」を使わないようにするしかありません。

それにはどうするか?

 

つまり、「やろう!」と自分を奮起させるのが

「やる気」なわけですから、特別な事をしなくても

淡々とやろうとしていることができればいいわけですね。

 

自分は「自動化」「習慣化」がその答ではないかと

思っています。

どちらも、自分の意志とはほぼ無関係に作業が進みます。

 

自動化ならば、極端に言えばボタンを一つ押すだけで

仕事が片づきます。「やる気」の出番はありません。

習慣化の場合、何かをやろうとして作業にかかるのではなく、

気が付いたら作業にかかっているのが習慣化ですから、

これもまた「やる気」の出番はありません。

 

この二つの徹底が答ではないかと思っています。

 

 ではでは。