「無駄」との楽しいお付き合い
*少林寺拳法やってます
学生時代から少林寺拳法をやっています。
もうかれこれ20年続けています。
少林寺拳法自体は
「女性子供もできる護身術」がコンセプトで、
突き蹴りや投げ技、関節技などがあります。
#よく間違えられるのですが、中国のお坊さんチックな拳法は
#「少林拳」です。
#(あちらでは「少林門派」と言うそうですが)
良く知らない人には、
「技術的には、空手+合気道的な感じ」
と説明しています。
*始めたきっかけ
それは太ったからです(笑)。
高校生くらいまでは意味もなくトレーニングをするのが好きだったのですが、
大学に入ってからサボりだしたら結構太ってしまいました。
そして、とうとう健康診断で、「脂肪肝」の診断が
でてしまいました。
で、何か体を動かそうと思っていた時に、同じ研究室の
友人に誘われて少林寺拳法を始めました。
そういう割とぬるい理由で始めた人は多いです。
人によって色々な間口があることは、懐の広さを意味するので
良いことだと御裳ます。
*人をブン投げたり、関節を極めるのは気持ちがいい
私は身長が低いことがコンプレックスだったのですが、
自分よりも体の大きい人に投げ技が決まったときに
完全にハマってしまいました。
習い始めたばかりの頃だったので、相手の人が
サービスで投げられてくれたのでしょうが、
私の心は
「投げ技で投げることができた!」
という感動で一杯でした。
多分、人を変えるのはこういう感動の体験なのでしょう。
*少林寺拳法って役に立つの?
現代日本では、喧嘩や暴力は忌避されていますので、
突き蹴りや投げ技は使わないに越したことがありません。
従って、日常生活では「ムダ」なものです。
しかし、ミステリー作家の森博嗣さんの小説にこんな一節があります。
「数学が何の役に立つかって?
役に立つ必要なんてない。それがおもしろいから勉強するんだ。
世の中のおもしろいものは、だいたい無駄なものばかりだ。
逆に、無駄だからおもしろいんだ」
(うろ覚えで申し訳ない。だいたいこんな内容)
この言葉に従って、毎回「無駄」の練習を楽しんでいます。
ではでは。