幸せになるたった一つの方法
*幸せになる方法
昔、少林寺拳法のお師匠様から、
幸せになる方法として
「人の悪口を言わないこと」
と言われました。
「マナーとか品性の問題ではないんだ」
と先生は言います。
「自分が幸せになるために必要な事なんだ」
分かったような分からないような説明です。
*言葉の影響力
「例えば、『言霊』という言葉がある。
言葉は人に影響を与える力を持っている」
>本当ですかね?
「人が、わずか数千年でここまでの文化を築き上げた
原動力は言葉だ。だから言葉は強力な力を持っている」
>オカルトチックですね。
「現実に、人は言葉で笑い、怒り、泣く。
言葉が人の命を救うこともあれば、命を奪うこともある。
言葉が人に強い影響を与えることは、歴史が証明している」
>まあそうですね。
「オカルトを抜きにしても、交渉術、心理学、コーチング、
マスコミの影響力、その源泉はみんな言葉だ。
その影響力の正体がわからなくても、
現実に影響を与えているならば、無視することはできない」
>なるほど。
*言葉の力は使った方にも及ぶ
「悪口は言葉の影響力の悪用なんだ」
>聞くと嫌な気分になりますもんね。
「でも、その影響力は自分自身にも跳ね返ってくる。
例えば、悪口を言うことでスカッとしたので
人の悪口を繰り返す人がいたとしよう」
>ふむ。
「悪口ばかり言う人と好んで付き合おうと言う人はいない。
例え他の人の悪口でも、聞かされる方は嫌気持ちになる
そうすると、その人はその状況を嫌ってまた悪口を言うだろう。
そして最終的に孤立していく」
そうこともあるかもしれません。
「今の話はかなり単純化しているけれど、
結局、悪口の副作用は目に見えず間接的だが、
その代わり広く深く浸透して、自分に跳ね返ってくる。
そんなものの影響を受けて幸せになれるはずがない。
だから、悪口を言うなということなんだ」
*だから自分は悪口を、なるべく、言わない
本当はもっと長い話でしたが、かなり端折って書いています。
それ以来、人の悪口は、なるべく、言わないようにしています。
(人間なので、まあ、たまには、ね)
ではでは。