齢70からのパソコン教室-2
*何を教えればいいのか?
前回からの続きで、パソコンに興味をもった母親への
パソコン教室です。
母親が習いたいのは、
「一人でインターネットの見たいHPを見ること」
というシンプルな内容でした。
本当に何も分からない状態だと教えるのも大変ですが、
幸い、マウスの操作方法(クリックとかダブルクリックとか)などは
分かっていました。
従って、教えなくてはいけないのは
1)パソコンの電源の入れ方
2)ブラウザの起動方法
3)URLが分かっている場合は、URLの入力方法
4)URLが分からない場合は、目的のHPの探し方(検索方法)
5)ブラウザの終了方法
6)パソコンの電源の落とし方(あるいはスリープのさせ方)
の6点です。
*扱いやすい生徒
習い事で一番扱いづらい生徒はどんな人かご存知でしょうか?
それは中途半端に物を知っている中高年の人だそうです。
中高年の人は、それなりに人生経験を積んでいてプライドが高いです。
その上、中途半端に物を知っていると、より良い方法を教えても、
プライドが邪魔をして人の話を聞けず、我流で進めてしまいます。
結果として、何となくわかるけれども、初心者に毛の生えた程度から
前に進めなくなることが多いようです。
うちの母親は全く逆で、自分が何も知らないことをキチンと自覚した上で
話を聞きます。
わからない時には、はっきりと「わからない」と言います。
教える側としては、変にわかった振りをして、
結局何も分からない人に比べると100倍扱いやすいです。
*実際に教えてみると…
で、それぞれさっそく教えてみました。
1)パソコンの電源の入れ方
ボタンを押すだけなので楽々クリア
2)ブラウザの起動方法
ダブルクリックができるので、これも楽々クリア
(ちなみに、個人的な趣味でEdgeではなくGoogleChromeで
操作してもらってます)
3)URLが分かっている場合は、URLの入力方法
世の中にはキーボード入力で挫折する人が多いようですが、
当人がキーボード入力に慣れていないのを自覚した上で、
時間がかかるものだと納得していたので、
これはさほど障害ではありませんでした。
今のところ、指一本でポチポチと入力しています。
URLを「http://」から入力するのも、TVなどでおかげで
そういう「お約束」だと理解していて助かりました。
4)URLが分からない場合は、目的のHPの探し方(検索方法)
検索そのものは概念を理解していたので、すぐにやり方を
理解していましたが、日本語入力に戸惑っていました。
しばし、日本語入力と漢字変換の仕方の講座になりましたが、
こちらはどちらかいうと慣れの部分も大きいので、
今後の練習に期待します。
5)ブラウザの終了方法
これは楽勝ですね。
6)パソコンの電源の落とし方(あるいはスリープのさせ方)
こちらは意外と手間がかかりました。
メニューから分岐する機能を選んでいくという操作が
慣れなかったようです。
というわけで、30分ほどの説明で、だいたいマスターできました。
*教えてみて感じたこと
自分の場合だと、いつも当たり前にやっている操作を、
改めて言葉で説明しようとすると、意外と詰まることがありました。
後は専門用語というか、
「電源を落とす」
とか
「ブラウザを立ち上げる」
という言葉が一瞬キョトンとされたのが印象的でした。
普通に使っている言葉でしたが、全然知らない人からすると
違和感があるんでしょうね。
こちらもいい勉強になりました。
ではでは。