山仕事って大変
*裏山があると言うと大抵驚かれる
亡くなった祖父母の家の裏には、山があります。
山と言っても大したもんじゃありません。
道路にも面しておらず、畑が出来る面積も微々たるものです。
祖父母が生きていた頃も、この畑で生計を
立てていたわけではありませんでした。
*維持管理が大変
平地と違って山はいろいろと維持管理が大変です。
- 斜面にあるので移動が大変
- 機械などが使えず不便
- いろいろな木が生えやすく、管理が大変
1は、直感的に分かってもらえるかと思います。
正直、畑へ移動するだけでもそれなりに疲れます。
2は、道路がないので例えばコンバインのような農機が移動できません。
あと、電源もないので最近流行の電動の農機具も使えません。
更には、水道が通っていないので水やりは斜面を登って
人力で運ばないといけません。
畑の大きさは、家庭用菜園に毛が生えた程度ですから、
農機が使えなくても問題ないのですが、農機具や水は結構大変です。
#ここまで書いてみて、
#「何でこんなところ維持管理してるんだろう?」
#と改めて思いましたわ。
3は、山はわけのわからない木が変な所に
ニョキニョキと生えてきます。
山の奥の方などは、1~2年くらい目を離すと2~3m位の
何の役にも立たない木が伸びています。
これを切ろうと思ったら、それなりの道具が必要になります。
*夢見る人たちへ
老後は田舎にひっこんで農業でもやろうかという人がいます。
確かに楽しい面もありますが、きちんとやるには相当に
体力と根気がいります。
TVで、農家のおじいさんやおばあさんが簡単にクワを振るって
畝を整えているシーンが出ますが、
あれは、何十年もの経験が培った「技」です。
素人がやったら5分持ちませんし、畝もガタガタになります。
(実際、自分がやったらなった)
うちの母親のように、祖父母が畑仕事をやっていて、
それなりに作業内容を仕込まれて、その上で自分の体力と相談して
「最低限、ここまでやる」
という線引きをした上で畑仕事を楽しまないと、
老後の楽しみが単なる苦行になりかねません。
ではでは。