反面教師
*某所で見かけた意見
最近、テロ等準備罪(マスコミ曰く共謀罪)の法案が通過しました。
通過前も通過後もあちこちが騒がしいです。
自分としては、「賛成寄りの保留」という感じでしょうか。
法律を見る限り、いろいろな制限をかけていますが、
実運用の時には裏をかくようなことをして、
あれこれ悪用するのではないかという疑念が消えません。
要監視であることは間違いないと思います。
でも、ここでは政治的な話をする気はありません。
それに関連して、自分自身を見つめなおした話です。
*『共謀罪』憎しが極まって
某所で見かけた、共謀罪に反対する意見にこんなものがありました。
1)政府を批判するような意見を言ったら、
自分の周りの人に、「あいつは共謀罪の捜査対象だ」と言いふらされる
2)その結果、仕事を続けられなくなるし、ご近所付き合いもできなくなる
3)文句を言っても「捜査の一環でした」ととぼけられる
4)だから共謀罪は危険だ!!
一瞬なるほどと思いましたが、なんとなく違和感がある。
少し考えて気が付きました。
「共謀罪」を別の罪状にしても同じ結果になるよね?
なら、「共謀罪」新設しなくてもいいんじゃないの?
多分、これを書いた人は、
何とか自分の気持ちを分かってもらおうと思って、
分かりやすい事例を挙げたつもりなんだと思いますが、
上記のポイントに気がついてしまうと、
至って逆効果の文章になっています。
*自分はどうなのか?
「人の振り見てわがふり直せ」
ということわざがありますが、
自分の意見を通すのに一生懸命になり過ぎて、
自分の意見を客観的に見られなくなるということはよくあります。
特に自分の場合、社内唯一の「IT系に詳しい人間」のために、
自分が悩んだときに相談する人間がおらず、
思い込みなどにはまり込んで泥沼にはまることがあります。
上の例を「バカだなー」と笑うのは簡単ですが、
逆に言えば、それなりの知識を持っていても思い込みに囚われると
それから抜け出すのは難しい例だと考えると、
そうそう笑うことはできません。
ではでは。