もうケーブルは見たくない-2
*仮配線と本配線
仕事納めの日に事務所の机の移動があって、
その配線をやり直した話の続きです。
机の移動で厄介だったのは、配線をほとんど完全にやり直す必要が
あるにも関わらず 、業務は動いているため、早々に電話やネットワークを
復活させる必要があることでした。
きれいに配線をやり直していると、とても時間がかかることが予想されたため、
やむを得ず、仕事納めの日は仮配線だけしてネットワークの復旧を急ぎ、
次の日に改めて本配線をやり直すことにしました。
*仮配線の計画
この日は業務がまだ動いているため、外部からの電話やFAXがガンガンきますし、
各部門でパソコンを使いまくりです。
そこで、机の移動に伴って使えなくなる電話、FAX、ネットワークを
どういう順番で復活させるのか、以下のように優先順位を立てました。
1)外線をとる総務部門の電話とFAXを復活させる
2)社内につがなるネットワークを復活させる
→事務所に配置されているネットワーク機器(ルーターとかハブとか)を
復活させる
3)総務部門のパソコン環境を復活させる
4)生産部門の電話を復活させる
5)生産部門のパソコン環境を復活させる
6)管理職の電話、ネットワークを復活させる
これは、あらかじめ各部門に通達しておきました。
でないと、
「俺んところパソコンはいつ使えるようになるんだ?」
と偉い人から横槍が入って作業がしにくくなるからです。
*計画に従って復旧
当日までに新しい配線図を決めておいたのと、必要になると思われる
機材を買い込んで置いたので、作業的にはスムーズに進みました。
真っ先に行ったのが、総務部門の電話とFAXの復活です。
電話は電話配線を机まで引っ張ってモジュラーを差しこむだけで
いいのですが、FAXは複合コピー機の電源をつなぐ必要があるため、
ちょっと手間取りました。
続いてネットワーク。
うちの事務所は配線がちょっと特殊で、光回線の受け口になるONUと、
ルーターとサーバーがバラバラに配置されている上に、それらが
地下配管を使ってLANケーブルで繋がっています。
とりあえず、これらの機器の位置は以前の場所から動かさず、
引っ越しの為に一時的に外していたケーブル類を
元に戻すだけで復活させました。
で、あらかじめ用意しておいた長めのLANケーブルを
移動後の机の各所に引きのばし、ハブを接続してネットワークも復活。
*意外なところでつまづく
ここまでは順調だったのですが、客先から
「FAXを送るとエラーになるんですけど…」
と電話がありました。
配線は再度確認したのですが、特に問題がないため、
やむを得ず業者に電話して来てもらうことになりました。
30分ほどしてきた業者に見てもらうと、つないだ電話回線が
電話用で、FAX用の回線のモジュラーがあるはずだとの指摘。
もともとFAXのあった場所付近にあった電話回線のケーブルの一つが
FAX用でした。
しかし、新しい場所までは全然ケーブルの長さが足りません。
慌てて近くのホームセンターまで車を飛ばして、
長めの電話線の延長ケーブルを購入して繋いだ結果、FAXも復旧しました。
*とにかく復旧
見栄えとかは後回しで、とにかく業務を戻すことを最優先で配線したので、
ケーブルはあちこちにむき出しでひどい有様でしたが、
(実際、作業中に自分で引いたLANケーブルを足に引っ掛けて
すっ転びそうになりました)
作業開始から30分ほどで、最低限の電話、FAX、ネットワークは
復旧させました。
#その代わり、見た目は最悪でしたが…
この日は、残った管理職級の電話やネットワークを復活させて、
そこで力尽きて作業を終了しました。
予定通り休日出勤して本配線のやり直しとなります。
それはまた次の機会に記事にします。
ではでは。