セルフアップデート

双極性障害でIT企業をリタイアした中年が、製造業で再チャレンジします

今さらながら見た「柳生一族の陰謀」が超絶おもしろい!!

Amazon プライムでたまたま見つけた

柳生一族の陰謀

 

柳生一族の陰謀

柳生一族の陰謀

 

 

1978年と、割と古い映画です。

徳川2代将軍秀忠亡き後に、3代将軍の継承をめぐって

長男の家光と弟の忠長のそれぞれの陣営同士で陰謀と裏切りが交叉する時代劇です。

 

*とにかく役者が豪華

今の若い人だとピンとこないかもしれませんが、

柳生宗矩役の萬屋錦之介を始め、柳生十兵衛千葉真一、家光に松方弘樹

忠長に西郷輝彦尾張大納言義直に三船敏郎と超豪華俳優陣です。

キャスト見た時は、よくこれだけ集めたなーと感心しました。

 

#とは言っても、自分から見てもちょっと世代が上なので、

#自分も何となく凄いなーくらいにしかわかりませんが。

 

実際、wikiで見てみると、しばらく時代劇を作っていなかった東映

久しぶりに復活させたということで、相当に気合いが入っていたようです。

 

*とにかく、演技が凄い

私、割と集中力が続かない方なので、関心のないシーンは

さっさと早送りしてしまうのですが、この映画は殆どそれがありませんでした。

それは、セリフの一つ一つに載っているエネルギーの量がものすごくて、

一時も目が離せないからです。

 

押し隠した野心を垣間見せる宗矩、飄々とした明るい性格なのに、

続く闘いと家族や仲間の死で次第に心に澱みが蓄積していく十兵衛、

将軍と言う座の魔力に囚われて、少しづつ狂気に蝕まれていく家光と忠長。

特に、公開時にも話題になったという、ラストシーンの宗矩の狂気の

独演は、身震いするほどのものでした。

 

*セットの奥行き感が半端ない

最近のドラマや映画は、絵に奥行を感じません。

例えば大きい建物のシーンがあると

『大きな建物なんだなー』

というのは頭では分かるのですが、

なんか薄っぺらい遠近感のない絵のようなものが多いです。

 

この映画は、時代劇復活の願いもこねて相当な制作費をかけたとのことで

1つ1つのシーンの距離感とでもいうものがとても大きいです。

上の例で言うなら、

直観的に『広っ!』とびっくりする感覚があります。

 

*そして、衝撃のラスト。

古い映画で、その衝撃のラストは割と有名です。

(『猿の惑星』なんかと同じですね)

ここではネタばれはしませんが、最後の5分は思わず

「あっ!」

と声が出てしまいました。

単純な「予想を裏切る」展開だけではなく、ここまでの話の積み重ねの上で

出てくる衝撃ですので、これは是非とも作品を見てみてください。

 

*もっと早くに見ておけばよかった…

時代劇映画の特集があると、この映画の名前は必ず出てきます。

なので、昔からこの映画の存在は知っていたのですが、

昔の名作映画って、何となく避けているところがあったので、

今まで中々見てませんでした。

実際、この作品もAmazonプライムでにあることは去年から

知っていたのですが、今年になるまで見てませんでした。

 

見てみてから、もっと早くに見ておけばよかったと、

ちょっと後悔しています。

 

ではでは。