野望が一歩進む
*IT管理者の立場
直接の利益を生み出す製造部門に対して、
利益を食いつぶす間接部門は
(と直接部門からは思われている。多分)
以下に安く業務を回すかが肝になります。
だからあんまり大きな投資はしてもらえません。
基本、製造業におけるIT管理者は更に裏方です。
今日日はパソコンやサーバーなんて動いていて当たり前ですから、
『動いて当然、停まったらボロクソ』
という扱いを受けます。
*IT管理者の密かな野望
一方で、情報の量と重要度が増すと、
『情報をITを使って管理する』
ということが非常に重視されるようになっています。
ここを押さえれば、IT管理者の社内的な立場は強化できるのではないか?
と考えていました。
(リストラとか嫌ですから)
その方針で、ここ数年コツコツと準備を重ねてきましたが、
その一つがやっと実を結びそうです。
*グループウェアの導入
これがここ数年導入を目指していたITツールです。
比較的大きな会社の方であれば
『今さら…』
と思われるかもしれません。
*なぜグループウェアの導入を目指すのか?
実際のところ、うちのような規模の小さい中小企業だと、
これが無くても何となく仕事が回ります。
なぜなら、仕事が属人性の物が多いためです。
仕事が「人」についていくと、情報も「人」について回ります。
すると、情報の流通が人と人との「縁」で情報が伝わり、
それがいつしかデファクトスタンダードの情報経路になっていきます。
ところが、この方法の重大な欠点があり、
関連する部署が増えて行くと情報の伝達コストや情報の錯綜が起きるため、
情報が確実に伝わらないリスクがあります。
実際、うちの会社でも客先で不良が発生すると、
各部門が情報を求めて右往左往している状態です。
中小企業に多い、人の努力に頼るやり方は、
十分な実力のあるキーマンがいるときは有効に働きますが、
このキーマンがいなくなるとたちまち組織が崩壊してしまいます。
この情報共有をグループウェアで補助したいと考えています。
ではでは。
ギリギリ2カ月で断捨離
*2カ月って、結構あっという間
前回の記事のアップから59日。
ギリギリ2カ月内でこの記事をアップします。
(何の言い訳にもなりませんが)
何度失敗しても、何度挫折してもこのブログは続けます。
*片づけられない男
昔から部屋の片づけが苦手です。
自分の母親がそうでした。でも妹は片づけ上手です。
兄は母親を真似をしたが、妹は反面教師にしたのでしょう。
どこで差がついた?
*あの人もそうだった
そんなときにWebで見つけた本がこれ。
コメンテーターとしてTVやWebでは有名な勝間さんの本。
意外な事に、この人も『汚部屋』だったそうです。
なまじ高収入な分、いろいろな物を買い込んでそれが整理できず、
部屋が凄いことになったそうで、それを見事に解消された上に、
「リバウンド」を起こさずにきれいな状態を維持しているそうです。
*独特の視点
まだ最後まで読み終わってませんが 、汚部屋が出来上がるメカニズムや
それを解消する方法を独特の観点で説明しています。
自分が面白いと思ったのは
*収納能力の限界を越える「収納破産」
人が生活していくと必ず家の中の物は増えて行きます。
一方で、クローゼットや衣装棚などの家の収納能力には限界があります。
増えていく物の量に対して、家の収納能力を越えると
それ以上物が収納できなくなり、リビングなどに溢れ返ってしまいます。
これが「収納破産」の状態です。
自分の衣装だなを見てみると、着なくなった服を片づけていないため、
衣装棚が溢れ返ってしまい、普段着る服が床に放置状態になっています。
自分も「収納破産」しているわけです。
*バッチ処理と平準化
バッチ処理はIT用語ですが、本の中では「一括して処理を行う」くらいの意味で
使っています。具体的には、ゴミなどをある程度まとめておいて、
ゴミ捨ての日にまとめて出すようなイメージですね。
一方の平準化は製造業の用語で、一か所(あるいは一時期)に集中している作業を
なるべく分散させて、一か所(一時期)の作業負荷を減らすことを言います。
汚部屋になりやすいのはバッチ処理です。
集中的にやるので一見効率が良いように感じられますが、
作業をまとめてやる分時間もかかりますし、負担も大きくなります。
また、「集中して掃除する」=「それ以外のタイミングでは掃除しない」
ということになり、1回の掃除の手間が増えたり、
掃除をした日以外は、部屋が汚い状態になります。
平準化というのは、毎日少しづつ最低限必要な作業だけ行っていきます。
こうすると、1回の作業の手間はへりますし、
部屋は常に綺麗な状態が保たれます。
*とりえあえず寝室から始める
勝間さんの本では、最初は寝室から始めることを勧めています。
理由は、寝室は寝ることに使うもの以外のもの(例:本、TVなど)を
置かないと決めれば、置くべきものは非常に少ないので、
捨てる物の判断が比較的簡単だからだそうです。
これは非常に合理的で、断捨離で一番難しいのが
「何を捨てて何を残すか?」
という判断です。
そういう意味では確かに寝室はそういう判断が少なくて済みます。
そして、一か所でも断捨離ができるとそれが弾みになって
他の部屋の断捨離も進むそうです。
そういうわけで、現在断捨離を鋭意推進中です。
どれくらい片づくものなのか、今から楽しみです。
ではでは。
もうケーブルは見たくない-2
*仮配線と本配線
仕事納めの日に事務所の机の移動があって、
その配線をやり直した話の続きです。
机の移動で厄介だったのは、配線をほとんど完全にやり直す必要が
あるにも関わらず 、業務は動いているため、早々に電話やネットワークを
復活させる必要があることでした。
きれいに配線をやり直していると、とても時間がかかることが予想されたため、
やむを得ず、仕事納めの日は仮配線だけしてネットワークの復旧を急ぎ、
次の日に改めて本配線をやり直すことにしました。
*仮配線の計画
この日は業務がまだ動いているため、外部からの電話やFAXがガンガンきますし、
各部門でパソコンを使いまくりです。
そこで、机の移動に伴って使えなくなる電話、FAX、ネットワークを
どういう順番で復活させるのか、以下のように優先順位を立てました。
1)外線をとる総務部門の電話とFAXを復活させる
2)社内につがなるネットワークを復活させる
→事務所に配置されているネットワーク機器(ルーターとかハブとか)を
復活させる
3)総務部門のパソコン環境を復活させる
4)生産部門の電話を復活させる
5)生産部門のパソコン環境を復活させる
6)管理職の電話、ネットワークを復活させる
これは、あらかじめ各部門に通達しておきました。
でないと、
「俺んところパソコンはいつ使えるようになるんだ?」
と偉い人から横槍が入って作業がしにくくなるからです。
*計画に従って復旧
当日までに新しい配線図を決めておいたのと、必要になると思われる
機材を買い込んで置いたので、作業的にはスムーズに進みました。
真っ先に行ったのが、総務部門の電話とFAXの復活です。
電話は電話配線を机まで引っ張ってモジュラーを差しこむだけで
いいのですが、FAXは複合コピー機の電源をつなぐ必要があるため、
ちょっと手間取りました。
続いてネットワーク。
うちの事務所は配線がちょっと特殊で、光回線の受け口になるONUと、
ルーターとサーバーがバラバラに配置されている上に、それらが
地下配管を使ってLANケーブルで繋がっています。
とりあえず、これらの機器の位置は以前の場所から動かさず、
引っ越しの為に一時的に外していたケーブル類を
元に戻すだけで復活させました。
で、あらかじめ用意しておいた長めのLANケーブルを
移動後の机の各所に引きのばし、ハブを接続してネットワークも復活。
*意外なところでつまづく
ここまでは順調だったのですが、客先から
「FAXを送るとエラーになるんですけど…」
と電話がありました。
配線は再度確認したのですが、特に問題がないため、
やむを得ず業者に電話して来てもらうことになりました。
30分ほどしてきた業者に見てもらうと、つないだ電話回線が
電話用で、FAX用の回線のモジュラーがあるはずだとの指摘。
もともとFAXのあった場所付近にあった電話回線のケーブルの一つが
FAX用でした。
しかし、新しい場所までは全然ケーブルの長さが足りません。
慌てて近くのホームセンターまで車を飛ばして、
長めの電話線の延長ケーブルを購入して繋いだ結果、FAXも復旧しました。
*とにかく復旧
見栄えとかは後回しで、とにかく業務を戻すことを最優先で配線したので、
ケーブルはあちこちにむき出しでひどい有様でしたが、
(実際、作業中に自分で引いたLANケーブルを足に引っ掛けて
すっ転びそうになりました)
作業開始から30分ほどで、最低限の電話、FAX、ネットワークは
復旧させました。
#その代わり、見た目は最悪でしたが…
この日は、残った管理職級の電話やネットワークを復活させて、
そこで力尽きて作業を終了しました。
予定通り休日出勤して本配線のやり直しとなります。
それはまた次の機会に記事にします。
ではでは。
もうケーブルは見たくない
*事務所の机の位置が変わった
昨日は仕事納めでした。
そして何をとち狂ったのか、業務時間中に机の配置を
変えることになりました。
(新年から新メンバーが増えるため、年末にしかタイミングなかったっぽい)
机の配置図見せられた自分は、大パニックになりました。
*どうしてパニックになったのか?
それは、現在の机の配置が電源コンセントと電話線の位置から
逆算して決められいて、新しい配置図はそれを全く無視しているからです。
しかも、新しい棚や荷物の配置だと、数少ない電源コンセントのいくつかが
使えなくなることが判明しました。
コンセントの位置が変わると、LANケーブルをつなぐルーターや
スイッチングハブなどの位置も変わります。
要するに、LANケーブル、電源ケーブル、電話線が全て配線し直しに
なるわけです。
おまけに、それを知らされたのが机移動の2日前。
新しいネットワーク図の検討や、移動に伴う新しいケーブルの購入の
時間を考えると、そりゃあパニックにもなりますわ。
*何から検討したのか?
最初に検討したのは電話線です。
電源やLANと違って、電話線は延長や分配はできますが、
ケーブルの位置自体は変えられないので、
一番配線作業の自由度が低いのです。
次に電源。
こちらは、タコ足などを重ねて1か所のコンセントに負荷が集中すると
最悪ブレーカーが落ちたり、火事になる危険がありますので、
なるべく負荷が分散するようにする必要がありました。
最後にLANケーブル。
幸い、事務所内のパソコンのWifi化を進めていたため、
有線ケーブルを引く必要があるのは、事務所のパソコンの半分程度です。
なので、LANケーブルの配線が一番簡単でした。
ただ、いい機会なので、ルーターの位置をもう少し作業しやすい場所に
移動させようと考えたので、実質的にはLANケーブルもほぼすべてのケーブルを
配線し直しになりました。
今日はちょいとお疲れ気味なので、続きは明日アップいたします。
ではでは。
何が足止めするのか?
*今の会社に来てから何度も経験した「ブレーキ」
前回の記事で書いたバーコードですが、元気に対応中です。
でも、今ちょっと足踏みしています。
それはこの会社に来てから何度も経験した類の理由です。
*ソフト自体は大したことをやっていない
今回運用しようとしているバーコードでの照合は、
大したことはしていません。
製品を出荷するときに、伝票に書かれている製品名と、
その伝票が挟まれる実際の製品が一致しているかを確実にするために、
製品を梱包した箱に貼ってあるラベルのバーコードと、
伝票のバーコードを突き合わせて、その内容が一致しているかどうかを
確認するだけです。
一致していたら「OK」の表示とクイズ番組で流れる正解のチャイムを、
不一致だったら「NG」の表示と不正解のブザー音を流します。
実際のところ、このソフトを作るのに一番時間がかかったのが
この正解のチャイムと不正解のブザー音の、フリーの音源を探すことでした。
バーコードリーダーも、Amazonで頼んだら2日で手に入ったので、
物を揃えるのは3日ほどで完了しました。
*では、何が足踏みさせているのか?
それは、製品のラベルのバーコードです。
バーコードが印刷できるようにソフトを改造するのも
5分で終わったのですが、バーコードが印刷されたラベルを貼った製品は、
印刷されていないラベルが貼られた製品の在庫が無くならないと
出荷されません。なので、実際にバーコードリーダーで出荷のチェックを
行うには1~2週間待たなくてはいけません。
IT系と違って、現物を扱ってそれが大量にある場合には、
どうしてもそこで作業が遅くなってしまいます。
このあたり、IT系出身の自分にはとってももどかしいです。
ではでは。