得意分野で勝負する
*色々な作業を体験
IT業界から畑違いの製造業に移って5年目。
うちの規模の中小企業だと、IT系専任と言うわけにはいかず、
いろいろな部署の応援に駆り出されています。
未体験の業務はつらいこともありますし、
楽しいこともあります。
生産管理システムで出来高や在庫調整をしていたときは、
あまりのシステムのヘボさに、
Excelのマクロで別システムを組んで入力作業の効率化を行いました。
その時のツールは、担当を引き継ぎながら未だに使われています。
自分の前の担当者にお試しで使って貰ったら、
「どうして私が担当していた時に
これを作ってくれなかったんですか!?」
と怒られました。知らんがな。
資材部で3カ月ほど、毎日1トン近い材料を移動させていたときは、
ものすごい勢いで体脂肪率が落ちて、筋肉がムキムキになりました。
フォークリフトを操作して倉庫を走り回るのも、
オープンカーで走るような爽快感がありました。
単調なラインの作業も、以下にして自分の動きを効率的にするかを
考えると結構楽しかったです。
(でも、もう二度とやりたくないですが)
*結局、IT
でも、どの作業をやっていても、結局はIT系の思考に辿り着きます。
「この情報はどこからどうやって引っ張ってくるのか?」
「この作業に必要な情報を、どうやったら効率的に持ってこれるか?」
製造業にきて周りを見てみると、
情報の取り扱い方が驚くほど素朴です。
自分にとって不要なものが沢山混じっている情報があれば、
そこからコツコツと必要な情報を集めてきます。
それ自体は生真面目でよいことなのですが、
同じことを毎日毎日繰り返しています。
毎日繰り返すので、作業がこなれてきて
こちらが目を驚きで目をみはるようなスピードに
練り込まれています。
IT系の技術者なら、同じことを2回以上繰り返すことが分かれば、
必ず「何とかして自動化できないか?」という思考に行きつきます。
(やり方はともかくとして)
思考錯誤し、いろいろと工夫をしながらプログラムを組んで、
最終的にはボタン一つくクリックするだけで誰にでもできる
作業にまで落とし込んでいきます。
*自分で効率化を進められること
自分の強みは、そういうときに自分で自動化ができることです。
マクロを組むなり、スクリプトを組むなり、ツールを探してくるなり、
情報の取り扱いを様々な視点から見つめて、
より簡単で効果的な方法を探してきます。
(ただ、趣味走ってプログラムを組んだりすることも多々ありますが)
もう少しそういう能力をアピールして、
自分の真価を認めてもらった方がいいのかと、
今日もこっそりとツールの試作品を作りながら思います。