会社でWifiを導入する
*お手軽になったWifi
会社のパソコンは、Wifi接続とLANケーブルでの接続の
パソコンを明確に分けています。
それぞれメリットとデメリットがありますので、
それらを考慮して導入しないと「労多くて文句ばかり」
な状態になりかねません。
*社長はノリノリ
「うちももちろんWifiの導入を進めるんだよね?」
と去年、2017年度のIT系の予算見積もり出してくれと
言われた時の社長の弁。
確かに、なるべく現場に近いところで 仕事をさせるために
事務所にあった リーダクラスの人たちの机を
現場に設けた作業テーブルに移動させて います。
この状況ならWifiは推進した方がいいでしょう。
*Wifiと有線の判断基準
そうは言っても、なんでもかんでも
Wifiにすればいいというものではありません。
メリットとデメリットを十分に見極めなくてはいけません。
[メリット]
・LANケーブルの設置の手間がなくなる
・ノートパソコンなら自由に持ち歩けるようになる
・LAN配線がなくなるので、テーブル周りがすっきりする
[デメリット]
・有線よりは回線のスピードが遅い
・電波が途切れることを考慮しなくてはいけない
・セキュリティに気をつけなくてはいけない
・デスクトップパソコンだと外付けのWifi機器が必要になる
Wifi接続の意味があまりない
ざっとこんなところでしょうか?
*社内での使い分け(有線ケーブル)
有線ケーブルでつないでいるのは、
デスクトップ機や、ノートだけれどもほどんど自分の席から持ち歩かない
社員のパソコンです。
Wifiのメリットにするメリットが殆どないからです。
あとは、基幹の生産管理システムをつかっている社員。
今のシステムは、ありえないくらいにネットワーク切断に弱いため、
信頼性の高い有線ケーブルにしています。
*社内での使い分け(Wifi)
有線ケーブルの信頼性よりも、Wifiの利便性を選択しました。
例えば、管理職やリーダー級で、現場や会議室までパソコンを持ち歩く人たちは、
Wifiで接続しています。
こういう人たちは、Wifiのメリットを十二分に受けられます。
後は、有線LANケーブルを設置するのが難しい部署ですね。
1つは、部屋が狭い割に荷物が多いので、
LANケーブルですら「邪魔」と言われてしまった部署です。
Wifiに切り替えてから、机の周りがすっきりして喜ばれました。
もう一つは、工場の端っこのエリアにあるために
LANケーブルを引くのが大変な部署です。
機械などのレイアウトの関係でケーブルを引くのが
素人では難しいため、やむなくWifiにしました。
*怖いのは障害の発生
Wifiで接続できないと、原因の追及がやっかいです。
例えばパソコンの設定を疑う場合でも、
「ネットワーク設定」なのか「Wifiの設定」なのか
切り分けが必要です。
「受信側」の無線LANアダプターなのかで対処方法が違ってきます。
有線LANに比べると、疑わなくてはならない要素が多いので、
障害が起きた時の解析は大変です。
会社でWifiを自力で導入するときは、それ相応の覚悟が必要になります。
自分はあんまり細かいことを考えずに導入したので、
問題が起きたときの解析に苦労しました。
導入を検討されている方にはご参考まで。
ではでは。