貯金が目減りする当たり前の理由
*貯金が美徳。そう考えていた時期が俺にもありました。
若いころ、うちの両親から何度も何度も
「定期預金にお金を貯めておきなさい」
と言われていました。
実際、それを実行はしていたのですが、
この低金利時代に約10年間で200万円放り込んでおいて
金利が合計2万円程度しかつかなかった時点で
心が折れました。
*貯金すると損になる当たり前の理由
そんなハートブレイクな自分が最近読んだ記事がこちら。
一言で言うと
「インフレ時はお金の価値が下がるから、
貯金すればするほど実際の資産は減っていく」
ということです。
自分も昔から、経済学は苦手でインフレとかよく分かりませんでしたが、
自分なりに解釈してみました。
*インフレで何が起きるのか?
インフレの特徴を一言で言えば
『景気が良くなって需要が供給を上回った結果、
供給が追い付かないため「物価が上がる」こと』
です。
例えば、最近だと任天堂がファミコンクラシックミニを販売しましたが、
人気があり過ぎてなかなか手に入らないことがありました。
このとき何が起きたかと言うと、
0.市場でファミコンミニが大人気になる
1.転売屋がファミコンミニを買い占める
2.0と1の理由で、どの店も売り切れになる
3.ファミコンミニを手に入れられない人が続出する
(この人たちの多くはファミコンミニが欲しくて我慢できない)
4.転売屋が、買い占めたファミコンミニを
定額以上で売り出す
5.ファミコンミニを手に入れられなかった人が、
転売屋からファミコンミニを
ぼったくり金額と知りつつ購入する
→ファミコンミニの価格(物価)が上がった
実際のインフレとはいろいろ異なる部分もありますが、
インフレのメカニズムは理解しやすいと思います。
この例だとファミコンミニは一回購入すればそれで終わりなので
影響は小さいですが、これが例えばトイレットペーパーのように
生活必需品でなおかつ何度も買う必要があるものだと、
3~5が繰り返し起きるので、どんどん価格が上がっていきます。
*インフレでお金の価値が下がるとは?
では、「お金の価値が下がる」とはどういうことでしょうか?
例えば、100個入りで1,000円のチョコレートがあったとします。
これがインフレのために、100個入りのままで2,000円に値上がりしたとします。
単純に製品の視点で見ると、1,000円の値上がりです。
つまり、製品の価値は1,000円上昇しました。
では、お金の視点で見るとどうなるでしょう?
値上がり前は、100円でチョコレート10個買えました。
ところが、
値上がり後は、100円でチョコレートは5個しか買えません。
つまり、
『100円』の価値が、チョコレート10個から5個に減ったのです。
インフレはこのような物価の上昇が継続的に進みますから、
銀行口座にお金を預けておくと、その金銭価値はどんどん目減りします。
上の例なら、銀行口座に1000円預けておくと、
実質的な金銭価値は半分になってしまうわけです。
*インフレ時のお金の使い方
引用した記事でも触れられていますが、インフレは
物価が上がる = お金の価値が下がる = 物の価値が上がる
ですから、自分の資産の目減りを防ごうと思ったら
「積極的な投資」が解答になります。
ただ、デフレの時期が長かったので、
なかなか投資に手を出す機運にならないのでしょうか?
自分ですか?
自分は投資信託をやっています。
それについては後日触れます。
ではでは。