限りあるやる気の量の使い方
*1日に使える「やる気」の量は決まっている
個人的な意見なのですが、
人間の1日に使える「やる気」の総量は
有限だと思っています。
つまり、心にあるコップ一杯分の「やる気」を
1日かけて消費しているのです。
どんな小さなことにでも、
「やる気」は消費されます。
例えば、顔を洗うとか、歯を磨くとか。
従って、心のコップの「やる気」を使いきると
それ以上はやる気は出せません。
だから、どれだけがんばっても、
本当に「やる気」のこもった質の高い仕事は
決まった量しかできません。
*鬱状態の時の「やる気」
鬱状態のときは、「やる気」の総量が減ります。
元々心のコップ一杯分しかないのに、
やる気がコップのサイズ分にも満たないのです。
だから、何をするにも全身から絞り出すようにして
「やる気」を出す必要があります。
例えば、顔を洗うとか、歯を磨くとか。
自分で経験していますから、間違いありません。
*鬱は、「やる気」の前借の結果?
『でも、締め切り前とかはどんなに仕事してても
やる気が出てくるよ?』
と言う人がいるかもしれません。
自分も双極性障害の発症前には経験があります。
でも、そういう時って、仕事が終わった後に
死んだように眠ったり、仕事明けでぼーっと
したりするじゃないですか。
あれは、やる気の『前借り』なんです。
後で使う分を前借りして使っちゃうだけで、
やっぱり総量は同じなんです。
ヒーロー物のアニメとか特撮とかで、
『時間制限付きですごいパワーを発揮するけど、
制限時間を過ぎるとその反動で動けなくなる』
って設定あるじゃないですか。
あれと同じなんです。
*有限の「やる気」をどう使う?
「やる気」の量が有限なら、なるべく不要なことに
「やる気」を使わないようにするしかありません。
それにはどうするか?
つまり、「やろう!」と自分を奮起させるのが
「やる気」なわけですから、特別な事をしなくても
淡々とやろうとしていることができればいいわけですね。
自分は「自動化」と「習慣化」がその答ではないかと
思っています。
どちらも、自分の意志とはほぼ無関係に作業が進みます。
自動化ならば、極端に言えばボタンを一つ押すだけで
仕事が片づきます。「やる気」の出番はありません。
習慣化の場合、何かをやろうとして作業にかかるのではなく、
気が付いたら作業にかかっているのが習慣化ですから、
これもまた「やる気」の出番はありません。
この二つの徹底が答ではないかと思っています。
ではでは。