情熱のおすそ分けを頂く
*自分と同年代で燃えている人
20代の半ばから少林寺拳法を始めて、早20年。
武道専門学校という、少林寺拳法の月一の講習会的なものも
11年のカリキュラムを卒業し、段位も四段を取得しています。
しかし、かってのような燃えるものがありません。
歳をくって体力が衰えてきたのもありますし、
双極性障害のせいで、集中力が落ちたのも影響しています。
しかし、自分と同年代で10年ほど前から始めた同じ道場のTさんは、
少林寺拳法にハマって今燃えに燃えています。
今度二段を受験しようてしていますが、確かに二~三段くらいが
習う技としても、体の練り込み具合からしても
一番面白い時期だと思います。
正直うらやましいです。
*自分にもあったはずのもの
自分にも練習に燃えていた時期がありました。
年齢が行ってから始めた習い事は、ハマりやすい傾向があるらしいですが、
いろいろな本を読み漁り、さまざまなトレーニング方法を試して、
道場でいろいろな技の掛け方を試したり、
他武道とのスパーリングに出掛けたり、
スパーリングでボコボコにされたりと
社会人らしからぬハマり方だったと思います。
双極性障害を発症して、仕事のペースが落ちた時期に四段を受験しましたが、
その頃は既に情熱は下降気味でした。
やはり実家の倒産と双極性障害で情熱に水を浴びせられたのでしょう。
それから10年経ちましたが、今も練習は楽しいのは楽しいのですが、
これ以上前に進む(例えば五段を受験するとか)気持ちが湧きません。
もはや惰性で続けているだけなのかもしれませんが、
自分でもよくわかりません。
でも、止めようと言う気はさらさらありません。
自分にもまだ情熱が残っているのでしょうか?
*微力ながらお手伝い
そんな自分ですが、練習に燃えている人を見ればやはりうれしくなります。
かって、自分のこんな風に練習していたんだろうなーと思うと、
指導する立場に回っていても気分がハイになります。
情熱のおすそ分けを頂いた気分です。
せっかくおすそ分けを貰ったのですから、お返しをしなくてはいけません。
お金もない自分が返せるものは、これまでに少林寺拳法で習ったことくらいしか
ありません。
(お返しし過ぎて、技を掛けたときにTさんから絶叫が上がることもありますが)
それを最大限お返しするために、Tさんと一緒に今日も道場で汗を流します。
ではでは。