セルフアップデート

双極性障害でIT企業をリタイアした中年が、製造業で再チャレンジします

EvernoteとGTD

*自分をサポートするEvernote

自分の仕事の仕方を変えたツールの一つにEvernoteがあります。
 
一言で言えばクラウドのメモツールなのですが、
動画、画像はもちろんのことWebのページからファイルまで
取り込める上に、強力な検索機能を備えていると言う優れ物。
 
双極性障害発症後に記憶力が格段に落ちたことに気がついた
(というより気付かされた)自分は、それを補う方法を
探さなくてはいけませんでした。
その一つがEvernoteです。

*最初は全然使いこなせなかった

最初は、単純にメモツールが欲しかったのと、
ちょうどEvernoteが話題に上がりだした頃だったので、
物珍しさからインストールしました。
 
しかし、会社のパソコンがセキュリティの関係で使えなかったのと
Evernoteにメモっても、メモったこと自体を忘れたりするなどして
アプリとして使いこなせず、
最初の1年ほどはまともに使っていませんでした。
 
唯一、Webクリップ機能で気になったページを
記録することはしていました。

GTDとの出会い

ところが、仕事のやり方を変えるために知った
GTDというタスク管理の手法を始めてから、
初めてEvernoteの真価に気が付きました。
 
GTDのポイントの一つに、
「頭の中の気になっていることを全て書き出す」
という作業があります。
今やるべきことに集中するために、それ以外のことを頭の中から
追い出すことが目的なのですが、
これにEvernoteがピッタリだったのです。
それからは、ありとあらゆる情報をEvernoteに書き出すようになり、
手放せないアプリの一つとなりました

*これから

今残っている一番古いノートが2011年ですから
かれこれ6年お世話になっています。
しかし、まだまだ使い方には発展の余地があります。
 
 
 
実際、全然使っていない機能が多いです。
改めて、Evernoteの機能を紹介していきます。
 
ではでは。

自分の転機-3

前回からの続きです。
 
鬱病の報告を受けた会社側が迅速に動いた結果、
自分は休職することになりました。
世の中では、「じゃあ辞めろ!」とか「甘えるな!」という
反応の会社もあるそうなので、そういう意味では自分は
大変恵まれていたと思います。
 
休職中は、仕事の事も考えず、ひたすら休養をとることに
専念しました。
読書をして、部屋に引きこもらないように散歩を習慣にし、
ひたすら頭を休養させることに務めました。
薬も何種類か試して自分に合うものを見つけ、
少しづつ精神的な疲れが和らいでいくのを実感しました。
 
結局、休職期間内で落ち着きを取り戻し、
職場へは半ドン(最近は使われない単度ですね)で
リハビリ期間を置いてから本格的に復帰しました。
鬱からの復帰プログラムとして見るなら、
ここまでの行動はとても順調だったのです。
 
しかし、自分にとっての修羅場は、実はここからだったのです。
 
それはパスワードが思い出せないと言う些細なことが発端でした。
今までも度忘れするということはありましたが、
このときはパスワードのぼんやりとした
イメージすら思い浮かびませんでした。
記憶力にはそれなりに自身があった方なので
これは衝撃でした。
このとき初めて、自分の集中力や記憶力が格段に
落ちていることに気が付いたのです。
 
病気になる前は無限にある(と錯覚していた)記憶力や集中力が、
実は量が決まっていて、今は底が見えている状態になっている…。
 
これは修羅場でしたね。
例えるなら、
「突然、自分の足元が実は幅20cmしかない崖の上だったことに気がついた」
という感じでしょうか?
これまでの仕事のやり方では絶対に対応できないと思った自分は、
このときから必死に自分自身の生き方、やり方の更新、
つまり「セルフアップデート」を行うことになりました。
 
それは今も続いています。
うまくいったものもあるし、うまくいかなかったものもあります。
次回からは、過去のセルフアップデートの紹介と、
今年のセルフアップデートの展望を語っていきたいと思います。
 
 

自分の転機-2

前回からの続きです。
 
精神科で診察を受けたときのことは、今でも覚えています。
担当医からの
「どうされました?」
という、当たり前に聞くお決まりのセリフなのに
それが何故か私の感情を揺さぶり、
号泣しながら自分の心の内を喋りました。
 
今考えると、まとまりのない話し方だったと思いますが、
心の中が少し軽くなった気がしました。
 
結局、このときは「鬱病」と診断されました。
 
双極性障害は「」と「」を繰り返すため、
#「鬱」の状態で診断を受けると双極性障害なのか
鬱病なのか判断が難しいためです。
#改めて双極性障害の診断を受けるのは、これから1~2年ほどしてからです。
 
診断が出たとき、正直に言えばホッとしました
 
それまでは、体の不調の原因が自分でもよくわからず
モヤモヤとした訳のわからない不安な状態だったので
自分がだらしないからじゃないか? やる気がないからじゃないか?
と自分自身を責める気持ちがあったからです。
 
だから、このモヤモヤにはっきりと
鬱病」と名前がつけられて、
それが良いものせよ悪いものにせよ、
自分の立ち位置がはっきりしたのが救いになりました。
 
この後は展開はとても早かったです。
 
職場では、過去に鬱病を患った社員がいて、
結局退職してしまった前例がありました。
それと同じ轍を踏むわけにはいかないと、
総務部から、即座に休職をとるように勧告が出たのです。
(これがなかったら、もう少しグダグダとしていたかもしれません)
どんどんと手続きが進み、残っている有給や休暇なども利用して
結局、2か月のお休みと成りました。
この対応の早さには今でも感謝しています。
 
この話、もう一回だけ続きます。

自分の転機-1

双極性 II 型障害。
 
10年前に診断された病気の名前がそれです。
年嵩の人なら「躁鬱病」と言った方が分かりやすいかもしれません。
 
双極性障害 とは、
  • ハイテンションになる「躁状態
  • どん底まで落ち込む「鬱状態
繰り返す病気です。
普通の人も「調子の波」がありますが、双極性障害の場合は
生活に支障を及ぼすくらいその波の差が激しくなります。
(自分の場合は II 型なので、比較的症状は軽いほうでしたが)
 
ちょうど10年前の私は、私生活と仕事の両方で
極端なプレッシャーがかかってました。
(修羅場と言ってもいいかもしれません)
 
それでも忙しさのピークの時期を過ぎ、両方とも何とか
目処をつけて、ほっと一息つける…はずでした。
 
少なくとも、自分はそう思っていたのです。
しかし、体の方に段々とそれまでにない不調が現れ始めました。
 
例えば、
  • ごく簡単なこと(例えば顔を洗うとか)にも全身の気力を振りしぼらないとできない
  • 仕事から帰ってリビングに座ると深夜までボーっとして夜まで何もできない
  • 仕事で、同じような凡ミスを何度も繰り返してしまう(判断力や集中力が極端に落ちていた)
 
今ならはっきり分かります。これは鬱病の症状です。
 
忙しさのピークで躁状態が続いて、その反動がきたのでしょう。
常に精神的に疲れている状態で、休んでも疲れが抜けない状態が
抜けない状態が続きます。
そして、自分ではどうにもならなくて病院の精神科のドアを叩きました。
 
この話題、次に続きます。

年の初めに

色々な挫折や失敗を繰り返し、何とか挽回しようともがき続けた日々。

 普通の人ができていることが「ちゃんと」できない自分に

 嫌気が差していました。

 

それでも、「ちゃんとした人間になる」ために

このブログを立ち上げました。

 

よろしければ、お付き合いください。