自分の転機-2
前回からの続きです。
精神科で診察を受けたときのことは、今でも覚えています。
担当医からの
「どうされました?」
という、当たり前に聞くお決まりのセリフなのに
それが何故か私の感情を揺さぶり、
号泣しながら自分の心の内を喋りました。
今考えると、まとまりのない話し方だったと思いますが、
心の中が少し軽くなった気がしました。
結局、このときは「鬱病」と診断されました。
#双極性障害は「躁」と「鬱」を繰り返すため、
#「鬱」の状態で診断を受けると双極性障害なのか
#鬱病なのか判断が難しいためです。
#改めて双極性障害の診断を受けるのは、これから1~2年ほどしてからです。
診断が出たとき、正直に言えばホッとしました。
それまでは、体の不調の原因が自分でもよくわからず
モヤモヤとした訳のわからない不安な状態だったので
「自分がだらしないからじゃないか? やる気がないからじゃないか?」
と自分自身を責める気持ちがあったからです。
だから、このモヤモヤにはっきりと
「鬱病」と名前がつけられて、
それが良いものせよ悪いものにせよ、
自分の立ち位置がはっきりしたのが救いになりました。
この後は展開はとても早かったです。
職場では、過去に鬱病を患った社員がいて、
結局退職してしまった前例がありました。
それと同じ轍を踏むわけにはいかないと、
総務部から、即座に休職をとるように勧告が出たのです。
(これがなかったら、もう少しグダグダとしていたかもしれません)
どんどんと手続きが進み、残っている有給や休暇なども利用して
結局、2か月のお休みと成りました。
この対応の早さには今でも感謝しています。
この話、もう一回だけ続きます。