セルフアップデート

双極性障害でIT企業をリタイアした中年が、製造業で再チャレンジします

段位と允可状と物置

*允可状って?

少林寺拳法では段位を認める証書を允可状と言います。
他の武道だと段位証書とかいうみたいですね。 
 
最後に段位をとってから8~9年経ちますが、
最近の允可状は英文も併記されていて、中々カッコイイです。
 

*あんまり大事にしていません

人によっては額縁に入れて飾っている人もいるそうです。
同じ道院の拳士はそうしていると言っていました。
 
実は、自分はそういうことはしていません。
さすがに捨ててはいないですが、物置の奥で
じっと眠っています。
 

*自分が欲しいもの

少林寺拳法の技術がおもしろくて続けているのであって、
自分が何者なのかを証明する紙が欲しいわけではありません。
 
允可状を持って歩くわけでもなし、
人に見せびらかすつもりもありません。
(割引なり身分証明に使えるなら別ですが)
 

*黒帯も例外ではない

愛着を持って使っている人には、糸がほつれてボロボロに
なっても使い続けている人がいます。
 
痛んだ黒帯は、その人が精魂こめて練習してきた証なわけですから、
允可状よりは価値があるかな、と思います。
 
でも本当に傷んだら、色々と感傷的なことを考えつつも
あっさりと買い換えると思います。
允可状と同じで、黒帯に価値があるのではなく、
それを締めている人間の、
練習してきた成果に価値があるわけですから。
  

*目的と結果

別に黒帯をとったり、允可状を貰うことが目的なのではありません。
自分が目指す少林寺拳士としての目標に向けて努力したら、
結果として黒帯を締めたり、允可状を貰ったりしたわけです。
 
でも、少林寺拳法以外では、この目的と結果の履き違えを
よくやらかしてしまいます。
思った通りに生きるのは難しいですね。
 

iPadと少林寺拳法と老眼

少林寺拳法の科目表

他の武道はどうなっているのか知りませんが、
少林寺拳法では級や段ごとに習得するべき技や技術を
まとめた科目表があります。
 
何せ、少林寺拳法の技の数は600を越えています。
(もちろん、高段者になるまで習得する技の総数なので、
 初段くらいだと2桁くらいで済みますが)
教える方も、教わる方も科目表なしでは覚えきれません。  

iPadと科目表

40代で少林寺拳法をを始めた方が、iPadを持って来られていました。
科目表を電子データ化して、iPadに取り込んで持って来られたのです。

中年からのダイエット

*中年太り

40代も半ばになると、体の新陳代謝が落ちて太りやすくなります。
お腹が出てきて困っている人も多いのではないでしょうか?
この年になると、肥満はそのまま高血圧などの不健康に
直結しますので、若いころほど暢気には構えていられません。 
 

*自分はどうだったか?

自分の場合、20~30代の頃は少林寺拳法の練習で、
週に何度かきっちりと体を動かしていました。
また、普段からもトレーニングをしていたので、
普通の人よりは体を動かしていた方だと思います。
おかげで、体重は63Kg前後をキープし、
健康診断も殆ど問題ありませんでした。
 
しかし、30代後半からは仕事の忙しさや、体を動かすことへの
意欲が落ちて、以前ほど体が動かさなくなりました。
そのため、2年ほど前までは体重は増加傾向で、
70Kgに迫る勢いでした。
「これではいかん」と、改めてダイエットを始めました
 

*運動ダイエットの限界

40代になると、筋トレなどをしてもなかなか筋肉はついてくれません。
それに、仕事の都合でトレーニングの時間を確保するのも難しいです。
自分も、少林寺拳法の練習に週一回しか行けていません。
 
従って、ダイエットに運動は欠かせませんが、
運動だけで体重を減らすのは難しいです。
で、色々と調べました。
 

*シンプルなやり方

太ると言うのは、食べたエネルギーの消化しきれなかった
余剰エネルギー分が、脂肪として蓄えられることです。
 
世の中に色々なダイエットがありますが、
結局のところ
 ダイエット=余剰エネルギーを減らすこと
になります。
 
すると、方針は以下の2つしかありません。
 ・入ってくるエネルギーの量を減らす
 ・出て行くエネルギーの量を増やす
 実にシンプルですね。
でもシンプルなことほど、誤魔化しが聞かないので
難しいです。

*入ってくるエネルギーの量を減らす

お昼御飯のときに白米を食べるのをやめました。
所謂「糖質ダイエット」という奴です。
 
極端に走って、炭水化物は一切食べないと言う人もいるようですが、
自分の場合は緩めに、昼食時だけ白米をやめました。
 
一時的に体重が減るのではなく、減った状態を維持することが
重要ですので、極端なことはしませんでした。

 

*出て行くエネルギーの量を増やす

少林寺拳法の練習に行けなくなったのは、

練習時間と仕事の時間が合わなくなったためで、

幸い、時間自体は頑張れば確保できました。
 
そこで、時間当たりのエネルギー消費が大きくて、
かつ楽に継続できそうなことがないかとネットを調べたところ、
水中ウォーキングが見つかりました。
 
水中ウォーキングとは、その名の通りプールを歩く運動です。
主なメリットは
 ・水中で抵抗がかかるので、普通に歩く以上の負荷がかかり
  時間当たりのカロリー消費量が増える
 ・水で冷えた体の体温を上げようとするので、
  その分カロリー消費が大きい
 ・浮力で衝撃がやわらぐので、膝への負担が軽く
  ジョギングなどに比べて怪我をしにくい
 ・人前で裸に近い格好になるので、
  ダイエットのモチベーションが上がる
 ・必要なのは水着だけなので、お手軽で安価
があります。
楽に続けたい自分にはピッタリだと思いました。
 
幸い、自宅近くに市民プールがあったので、
ジムに通うよりも安く始められました。
 

*出て行くエネルギーの量を増やす-2

思ってもみなかったことなのですが、
昨年は会社の人手不足で、色々な部署のお手伝いに出ることになりました。
それが、いずれも激しく体を動かす部署ばかりでした。
特に夏場に手伝いに出た資材部は、
1日のべ2~3トンも物を運んだために、
みるみる内に脂肪が落ちました。
 

*2016年は念願の60Kgを割る 

2015年からダイエットを始め、61Kg前後まで体重が落ちて、
更に部署のお手伝いのおかげで、58Kgまで体重が落ちました
一番重い時から10Kg近くもダイエットしてます。
自分でも驚きです。
 

*リバウンドしないようにどうするか?

問題は、また事務方作業に戻ったために、
体を動かす時間が極端に減ってしまったことです。
 
今年の課題は、リバウンド対策になるわけですが、
まだ方針が決まっていません。基本的には水中ウォーキングの
回数を増やすことになると思いますが、
その結果を報告していきたいと思います。
 
 

幸せになるたった一つの方法

*幸せになる方法

昔、少林寺拳法のお師匠様から、

幸せになる方法として

「人の悪口を言わないこと」

と言われました。

 

「マナーとか品性の問題ではないんだ」

と先生は言います。

「自分が幸せになるために必要な事なんだ」

分かったような分からないような説明です。

 

*言葉の影響力

「例えば、『言霊』という言葉がある。

 言葉は人に影響を与える力を持っている」

 

>本当ですかね?

 

「人が、わずか数千年でここまでの文化を築き上げた

 原動力は言葉だ。だから言葉は強力な力を持っている

 

>オカルトチックですね。

 

「現実に、人は言葉で笑い、怒り、泣く。

 言葉が人の命を救うこともあれば、命を奪うこともある。

 言葉が人に強い影響を与えることは、歴史が証明している」

 

>まあそうですね。

 

「オカルトを抜きにしても、交渉術、心理学、コーチング、

 マスコミの影響力、その源泉はみんな言葉だ。

 その影響力の正体がわからなくても、

 現実に影響を与えているならば、無視することはできない

 

>なるほど。

 

*言葉の力は使った方にも及ぶ 

「悪口は言葉の影響力の悪用なんだ」

 

>聞くと嫌な気分になりますもんね。

 

「でも、その影響力は自分自身にも跳ね返ってくる。

 例えば、悪口を言うことでスカッとしたので

 人の悪口を繰り返す人がいたとしよう」

 

>ふむ。

 

「悪口ばかり言う人と好んで付き合おうと言う人はいない。

 例え他の人の悪口でも、聞かされる方は嫌気持ちになる

 そうすると、その人はその状況を嫌ってまた悪口を言うだろう。

 そして最終的に孤立していく」

 

そうこともあるかもしれません。

 

「今の話はかなり単純化しているけれど、

 結局、悪口の副作用は目に見えず間接的だが、

 その代わり広く深く浸透して、自分に跳ね返ってくる。

 そんなものの影響を受けて幸せになれるはずがない。

 だから、悪口を言うなということなんだ」

 

*だから自分は悪口を、なるべく、言わない

本当はもっと長い話でしたが、かなり端折って書いています。

それ以来、人の悪口は、なるべく、言わないようにしています。

(人間なので、まあ、たまには、ね)

 

ではでは。

「無駄」との楽しいお付き合い

少林寺拳法やってます

学生時代から少林寺拳法をやっています。

もうかれこれ20年続けています。

 

少林寺拳法自体は

女性子供もできる護身術」がコンセプトで、

突き蹴りや投げ技、関節技などがあります。

 

#よく間違えられるのですが、中国のお坊さんチックな拳法は

#「少林拳」です。

#(あちらでは「少林門派」と言うそうですが

 

良く知らない人には、

「技術的には、空手+合気道的な感じ」

と説明しています。

 

*始めたきっかけ

それは太ったからです(笑)。

 

高校生くらいまでは意味もなくトレーニングをするのが好きだったのですが、

大学に入ってからサボりだしたら結構太ってしまいました。

そして、とうとう健康診断で、脂肪肝の診断が

でてしまいました。

 

で、何か体を動かそうと思っていた時に、同じ研究室の

友人に誘われて少林寺拳法を始めました。

 

そういう割とぬるい理由で始めた人は多いです。

人によって色々な間口があることは、懐の広さを意味するので

良いことだと御裳ます。

 

*人をブン投げたり、関節を極めるのは気持ちがいい

私は身長が低いことがコンプレックスだったのですが、

自分よりも体の大きい人に投げ技が決まったときに

完全にハマってしまいました。

 

習い始めたばかりの頃だったので、相手の人が

サービスで投げられてくれたのでしょうが、

私の心は

「投げ技で投げることができた!」

という感動で一杯でした。

多分、人を変えるのはこういう感動の体験なのでしょう。

少林寺拳法って役に立つの?

現代日本では、喧嘩や暴力は忌避されていますので、

突き蹴りや投げ技は使わないに越したことがありません。

従って、日常生活では「ムダ」なものです。

 

しかし、ミステリー作家の森博嗣さんの小説にこんな一節があります。

「数学が何の役に立つかって?

 役に立つ必要なんてない。それがおもしろいから勉強するんだ。

 世の中のおもしろいものは、だいたい無駄なものばかりだ。

 逆に、無駄だからおもしろいんだ」

(うろ覚えで申し訳ない。だいたいこんな内容)

 

この言葉に従って、毎回「無駄」の練習を楽しんでいます。

 

ではでは。