WindowsUpdateがどうして必要なのか?
*そもそもWindowsUpdateって何?
Windowsを使っていて避けられないのが、WindowsUpdateです。
WindowsUpdateとは、Windowsの機能に見つかった
セキュリティ上の問題などを解決するために、
Windowsが持っているファイルを更新して問題を解決する機能です。
定期的には月一回新しいファイルが提供されますが、
ウィルスが広がったときのような緊急時には、
臨時に提供される場合もあります。
Windowsを安全に使うには欠かせない機能です。
*ウィルスソフトだけではダメなの?
以前パソコンに中途半端に詳しい人に聞かれたのが、
「会社でセキュリティの為に
WindowsUpdateをしなさいと言われたんだけど、
せっかく有料のウィルスソフト使っているのに、
どうしてWindowsUpdateもやんないとダメなの?」
という質問でした。
そのときにした説明は以下の通りです。
*壊れたところがある家の戸締り
「パソコンのセキュリティを自宅の戸締りで考えてみましょう。
ウィルスソフトは門番だと思ってください。
この門番は優秀なので、門の出入りについては確実に不審者を
捕まえます」
「ふむ」
「WindowsUpdateというのは、家の補修だと思ってください。
例えば、ドアの鍵が壊れていたとか、
窓を鍵がかかっていても外すことができるとかの、
防犯上まずい故障を直してくれます」
「毎月故障するものなの?」
「故障と言うよりは、頭のいい泥棒が
外から家に侵入できる場所を探したり、
窓やドアを今までにないやり方で開ける方法を
見つけるので、その防犯対策をとっていると
考えればいいですね」
「ふーん、世の中悪い人が多いねー」
*セキュリティの限界
「うまくやればお金になりますからね。
で、門番と言うのは、普通に出入りする場所を守ります。
でも、例えば壁に穴が空いていたとか、
屋根にメンテナンス用の出入り口があったりすると、
門番の人はそれを知りませんから、
そこからの出入りは見張ることができません」
「想定外という奴?」
「Windowsという巨大で多機能なシステムを見張ろうと思ったら、
とても全体は見張れません。
攻撃されやすい場所、攻撃されことのある場所、
攻撃して欲しくないものを置いてある場所をピンポイントで
見張ることになります」
「全部見張ろうと思ったら?」
「そりゃー、お金をかければできます。
でも、銀行とか政府機関みたいなところでもない限り、
セキュリティに掛けられる予算って限界がありますもんね」
「そーだね。うちじゃ無理だ」
*塞げる穴はふさいでおく
「当然、泥棒だってそれくらいわかっていますから、
見張っていない場所から侵入して目的の場所にたどりつこうと
するわけですわ」
「誰だってそうするね。俺だってそうする」
「自宅の例えに話を戻すと、そういう門番では手が出せない
家自体の故障個所はなるべく直しておかないと、
それを利用して泥棒が侵入してきちゃうわけです」
「それでWindowsUpdateを実行するわけか」
という説明で何となく納得してもらえました。
ではでは。