段位と允可状と物置
*允可状って?
少林寺拳法では段位を認める証書を允可状と言います。
他の武道だと段位証書とかいうみたいですね。
最後に段位をとってから8~9年経ちますが、
最近の允可状は英文も併記されていて、中々カッコイイです。
*あんまり大事にしていません
人によっては額縁に入れて飾っている人もいるそうです。
同じ道院の拳士はそうしていると言っていました。
実は、自分はそういうことはしていません。
さすがに捨ててはいないですが、物置の奥で
じっと眠っています。
*自分が欲しいもの
少林寺拳法の技術がおもしろくて続けているのであって、
自分が何者なのかを証明する紙が欲しいわけではありません。
允可状を持って歩くわけでもなし、
人に見せびらかすつもりもありません。
(割引なり身分証明に使えるなら別ですが)
*黒帯も例外ではない
愛着を持って使っている人には、糸がほつれてボロボロに
なっても使い続けている人がいます。
痛んだ黒帯は、その人が精魂こめて練習してきた証なわけですから、
允可状よりは価値があるかな、と思います。
でも本当に傷んだら、色々と感傷的なことを考えつつも
あっさりと買い換えると思います。
允可状と同じで、黒帯に価値があるのではなく、
それを締めている人間の、
練習してきた成果に価値があるわけですから。
*目的と結果
別に黒帯をとったり、允可状を貰うことが目的なのではありません。
自分が目指す少林寺拳士としての目標に向けて努力したら、
結果として黒帯を締めたり、允可状を貰ったりしたわけです。
でも、少林寺拳法以外では、この目的と結果の履き違えを
よくやらかしてしまいます。
思った通りに生きるのは難しいですね。