セルフアップデート

双極性障害でIT企業をリタイアした中年が、製造業で再チャレンジします

どん底から這い上がった出来ごと

*また鬱期になってました

denbedon.hatenablog.com

 

こちらの記事でも書いてますが、

双極性障害の特徴の一つに、

躁と鬱がかわるがわるやってくることがあります。

 

おかげで、昨日まで鬱状態が続いていました。

 

*何が原因だった?

実際のところ、仕事的には忙しさのピークが過ぎていて、

また、次の忙しさのピークが来ていない状態なので、

多分仕事の忙しさが原因ではありません。

(むしろ、体調が悪くて早上がりできるくらい)

 

単純に、春先の気温が上がったり下がったりが続いて

体調を崩したのが、ストレートにメンタルに現れただけだと

思っています。

(その方が原因を説明しやすいので、そう思いたい)

 

どん底から這い上がるには?

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今回やった方法は

(というか、結果的にそうなっただけなのですが)

『成功体験をすること』

でした。

 

成功体験と言っても、ここ最近専任でやっていた

環境ISOのドキュメントが少しできただけなのですが、

これまでコツコツと勉強してきたものが、

中途半端ではありましたが、ひとつの形になりました。

 

 

これがきっかけで、躁転した気がします。

半分手探り状態で、なかなか結果が出ない状態だったので、

結構効いた気がします。

 

願わくば、このまま回復して行って欲しいものです。

 

ではでは。

 

集中力のマネジメントするために自分がやった2つのこと

*集中力が持たない

ここ数回環境ISOに取り組んでいる記事を書きました。

 

denbedon.hatenablog.com

 

 

denbedon.hatenablog.com

 

 

denbedon.hatenablog.com

 

環境ISOの対応で困っていることの1つに

集中力が持たないことが挙げられます。

 

*限りある集中力

以前の記事で

「1日に使えるやる気の総量は決まっている」

という記事を書きました。

 

denbedon.hatenablog.com

 

この記事の「やる気」という単語をを

そのまま「集中力」に置き換えても違和感がありません。

 

皆さんも、夕方から夜にかけて集中力が続かなくなり、

書類を読んでも頭に入ってこなくなる(あるいは入りづらくなる)

という経験をお持ちかと思います。

 

*集中力のマネジメント

 

集中力について、Webで調べてみれば

瞑想、ヨガ、サプリメント、自律神経、睡眠、病気、運動と

『こんなものまで関係するの!?』

と驚くほどの話題が引っ掛かります。

 

その中で、『これはいけるかも?』と自分が感じたものを

2つ上げます

 

*呼吸法

定番と言えば定番です。

集中力について書いた本をいろいろと読みましたが、

呼吸について触れていないものはありません。

 

自分の経験では、脳に直接影響を与え、

劇的ではないが確実な効果があり、

集中力を確実に支えています。

 

自分の場合は、腹式呼吸が主体です。

吸う(または吐く)空気の量は一定の割合で

鼻からこれ以上入りきらないところまで吸い、

口からもう何も出なくなるまで吐き出します。

 

脳に酸素が行き渡る様子をイメージして吸いこみ、

脳に溜まった二酸化炭素を追い出す様子をイメージして吐き出します。

 

呼吸法は、ガムを噛んだりコーヒーを飲むほどの

劇的な効果は得られませんが、

その代わり、呼吸に気を付けていれば比較的長い間

効果が持続します。

 

PDCA

「何で集中力とPDCAが関係するの?」

と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

 

ぶっちゃけて言うと、環境ISOはこれまでやったことが

なかったのでよくわからないですし、

また、会社の規模的にもそれほど力を入れて

やるとも思えませんので、あまり興味も持てず、

従ってやる気も起きません。

 

集中力の大敵は

「つまらない」

「興味がない」

という気持ちです。

 

これは誰でも経験があると思いますが、

好きな事なら、時間が経つのも忘れてのめりこみますが、

嫌な事は「早く終わらないかな」と、時間ばかり気になって

集中できません。

自分の場合、環境ISOの対応はまさしくそういう状態に陥っています。

 

ではどうするか?

 

その対策がPDCAです。

環境ISOはそんなに好きじゃないですが、作業の改善は大好きです。

そこで、作業の進め方をいろいろと試してみて、

短い時間で作業の振り返りを行い、やり方の反省と改善を行って、

改めて作業を進めて行きます。

 

これは、自分が思った以上に効きました。

よくわからない作業を進めていると、

「このやり方でいいのだろうか?」

と不安になり、いろいろな考えが浮かんで集中できなくなるのですが、

短期間でPDCAを回すと決めていれば、

「後でやり方を見直すから、それまではこのやり方で進める」

と考えて、目の前の作業に集中できます。

 

そして、PDCAのCheckを行う。

これは同じ作業ばかりだと飽きてしまうので、

気分転換にもよいですし、考えが袋小路にはまり込んだ時に、

一度来た道を戻ることができます。

 

 

 

自分の作業を反省したら、それまでの作業の問題を改善した

やり方で作業を行えますから、確実に作業の質は上がります。

そうなると作業も面白くなってきて、集中力も上がります。

 

もちろん、こんなにうまくいかない場合もありますが、

少なくとも気分転換にはなります。

万人向けの方法ではないと思いますが、

同じように悩んでいる方はお試しください。

 

ではでは。

環境ISOとの闘い-考察編

*突貫工事での勉強

今回はちょっと真面目に書いてみます。

無茶振りではありますが、

仕事として割り振られたからには

やらざるを得ません。

 

別の記事でも書きますが、

環境マニュアルの改訂には、

実質2月しか時間がありません。

理解できようができまいが

とにかく勉強を進めました。

 

*環境ISOが難しいわけ

いろいろ躓きながら勉強していますが、

環境ISOが難しいのは

自分の考えでは以下のような理由が

あると思います。

  1. 考え方のわかりにくさ
  2. 文章のわかりにくさ
  3. 具体例のわかりにくさ

この記事では「1.考え方のわかりにくさ」

取り上げてみます。

 

*考え方のわかりくさ

環境マネジメントシステムの考え方で

わかりにくいのは

管理するのが「環境」ではなく「マネジメント」であること

ではないでしょうか?

 

*結果は重視されない

1は、よく誤解されることです。

例えば、環境への負荷を減らすために

「紙の使用量を半分に減らす」

という目標を立てたとしましょう。

 

実は、環境マネジメントシステムは

「実際に紙の使用量が減ったか?」

という点はあまり重視しません

(かなり語弊のある言い方ですが)

 

*一瞬だけなら簡単に目標を達成できる

例えば、会社で購入するメモ用紙の量を

社長の決断で強引に半分にすれば、

確実に紙の使用量は半分になるので

目標は達成できます。

 

しかし、購入量を強引に半分にする方法は

必要なメモ用紙が足りなくなる可能性があるので、

毎回行うことはできません。

(状況によっては翌月には撤回になるかも?)

 

*一瞬だけでは意味がない

購入量を半分にするのを翌月で撤回すると

反動で、次の月の購入量が倍になるかもしれません。

目的は「環境への負荷を減らすこと」ですが、

一瞬だけ減らしても意味はないのです。

 

結果を重視しないというのは、

目先の結果だけに囚われて、結果を出し続けることが

できないやり方をとらないということです。

 

*仕組みを作る

環境マネジメントシステムが管理するのは、

「環境への負荷を減らす仕組み」です。

先ほどの「紙の使用量を半分に減らす」

という目標で言えば、

紙の使用状況の内訳と代替えの方法を調査し(Plan)

代替えの方法(例えば電子化)を特定の部署で導入し(Do)

代替えの方法でどれだけ使用量が減ったか確認し(Check)

効果があった場合は、適用する部署を増やす(Action)

という仕組み(ルールや組織体制)を構築します。

 

この方法は、思ったように使用量が減らなかったり、

導入が難しくて断念したりなどの

問題が起きる可能性がありますが

組織に仕組みとして導入されるため、

必ず改善を進みます。

(環境マネジメントシステムを推進していけば)

 

*だから大がかりになる

その代わり、仕組みの導入には

膨大な手間と時間と根気が必要です。

組織全体でやろうとすれば、大がかりなものになります。

そういうところが難しく感じるところなのではないかと

思います。

 

ではでは。

 

環境ISOとの闘い-無茶振り編

*今回も環境ISOの話

前回、環境ISOのお話を書きました。

denbedon.hatenablog.com

 

今回は、無茶振りされた自分の話を(身バレしない程度に)しましょう。

というより、聞け。

 

*そもそもは3月の終わりだった 

社長から呼び出されたのは3月下旬でした。

2月までは激烈に忙しく、それまで完全にストップしていた

IT系の作業をコツコツとこなしていた時です。

 

「環境ISOやってもらうから」

 

最初は内部監査員のことだと思っていました。

自分は前の会社で品質ISOとセキュリティISOの

内部監査員をやっていたので、てっきり

内部監査員を増やすんだと思ったのです。

 

「いやいや、事務局だよ」

ISOで事務局というのは、

ISOのマネジメントシステムの運用を管理する、

主管とか幹事みたいなものだと思ってください。

 

まあ、これを大抜擢だと思う人はいないでしょう。

 

*中小企業の環境ISOなんて、体面だけ

話はそれますが、品質ISOならともかく、

中小企業にとって、環境ISOは直接的なメリットは少ないです。

あるとしたら、前の記事でも書いたとおり

「今時は持っていることが当たり前になっているから」

くらいでしょうか?

(この書き方じゃメリットにはなりませんね(笑))

 

むしろ

「維持管理に時間と金がかかる」

「文書を管理するのが手間」

「社員への教育が大変」

などのデメリットの方が圧倒的です。

 

大企業なら、専門の部署もあるでしょうが、

中小企業では完全に他の作業と掛け持ちです。

基本、やってられません。

 

*見せられスケジュールを見て絶句

 話を戻します。

基本、中小企業では任された仕事に拒否権はありません(笑)。

やれやれと思いつつ、詳細を聞くと、

出てきたのはスケジュール表。

 

えーと、作業開始が2月の頭で、審査が8月?

え?

え?

あと5カ月しかない?

 

環境ISOやったことないのに?

 

*更なる追い打ち

おまけに、今年は2004年版から 2015年版への

移行だと聞かされます。

 

つまり、

環境ISO未経験の人間が

最初の2カ月を何もしていない状態で

規格の更新作業を行えってか!?

 

無理っしょ?

いや、絶対無理だって。 

 

*闘いは続く

色々と絶望的なお話ですが、

唯一の希望は、2018年6月が最終審査なので、

今年失敗してももう一回チャンスはある

という点でしょうか?

(あんまり慰めになっていない気もしますが)

 

ではでは。

 

環境ISOとの闘い

 

*環境ISOって何?

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正確には、国際標準化機構 (ISO)が発行する

環境マネジメントシステムの国際規格で、

ISO 14000という番号が割り振られています。

 

「環境マネジメントシステム」とは、

組織が決めた目的に取り組むための仕組み(システム)で、

環境マネジメントシステムの場合は、

環境保全」とか、「環境破壊の防止が目的」となっています。

(若干不正確な表現ですが)

 

*環境マネジメントシステムとやらを作ってどうするの?

審査機関で環境ISO取得の審査を受けて、

「この会社は環境ISOを構築した」

ということを正式に認めてもらいます。

 

環境ISOは審査登録制です。

自社で環境マネジメントシステムを構築

(環境に対する組織的な取り組みを、規格に従って作った)

して審査に合格したら、晴れて

「我が社は環境ISOを持ってますよー!」

と宣言できます。

 

*何でそんなの取りたがるの?

環境に対する関心の盛り上がりから、

企業イメージや信頼性の向上のために

取ることが多いようです。

 

もうちょっとぶっちゃけると、

世間が環境問題にうるさいので、

『うちの会社は環境問題に取り組んでますぜ』

というアピールのためです。

(ぶっちゃけ過ぎ)

 

 

役所も、世論がうるさいので、環境問題に神経質になっています。

そうなると、環境ISOを持っている企業の方を有利に扱うことになります

(と言われてますが…)

 

*今、何が起きている?

規格改訂が行われて、新規格(2015年版)への

移行が進んでいます。

 

こういうISO規格は、時代の流れに合わせて

何年か毎に規格の更新が行われます。

 

現在の規格は「2004年版」で、2004年に行われた規格改定版です。

しかし、2015年に最新の改訂がされたので、

順次「2015年版」に移行しなくてはいけません。

 

なぜなら、改訂から3年の猶予期間(2018年まで)に

新しい版に移行しないと、

環境ISOの認証が取り消されてしまうからです。

 

そのため、環境ISOを持っている企業は、

どこも移行の作業にかかっています。

 

*まだ2017年だから余裕っしょ?

とんでもない!

2018年までと言っても、実際には6月が最終の移行審査となるので

実質的には1年ちょっとしかありません。

しかも、最終審査で失敗すると、

環境ISOの認証が取り消しになります。

そうなると、最終審査で2015年版に移行するのはリスクが高いので、

できれば2017年中に更新したいのです。

 

しかも、今回は11年ぶりの改訂で、

場合によってはたくさんの書類を更新する必要があるため、

準備には半年は必要です。

大手企業でも、どこもてんてこ舞いでしょう。

 

*で、何でこんな話題をブログにあげてるの?

お察しの通り、会社で環境ISOの担当に選ばれました…。

ここ最近は、毎日参考書と首っぴきで環境ISOの勉強をしています。

 

ではでは。